勝福寺について
木彫羅漢像や十一面千手観音菩薩を安置しております
慶長元年創建の曹洞宗に属する寺院として、一つひとつの仏縁を大切にした法事・法要、葬儀などのご相談を承っております。本堂に羅漢像を祀っていることから羅漢寺とも呼ばれ、長きに亘り地域の皆様を支えてまいりました。今後も心安らぐひと時をご提供できるようお手伝いいたします。
水月山 勝福寺(羅漢寺)
勝福寺は、慶年元年(1596)、当地の有力農民・東治左衛門が創建したと伝わっていますが、それ以前の天正5年(1577)に羽柴秀吉が諸福庄の福蘚庵という寺院に治安維持を保証した文章が残っていることから、この福蘚庵が勝福寺につながるものと考えられます。当初は東氏の持仏堂として設立されましたが、次第に寺容も整い、大坂天満の天徳寺より白如明庵和尚を迎え、曹洞宗として寺号を許され、当寺開山となりました。明治18年(1885)の淀川洪水までは、諸福一丁目の北あたりに太芳庵という天徳寺の老僧の隠居があり、勝福寺の住寺も退いた後に太芳庵に隠居したことがありました。
現在の伽藍は、山門・庫裏・鐘楼・不動明王堂から成ります。本堂は入母屋で向拝は軒唐破風になっており、内部は禅宗寺院の方丈の平面をよく伝えています。かつて本堂の鴨居には五百羅漢の木像が並べられており、淀川洪水により多くの像が失われましたが、現在も135体の座像と15体の立像が安置されています。これらの像は、先祖供養のため大坂・京都の住人や小田原藩の武士などが寄進したものでした。勝福寺は多くの羅漢像を所蔵していることから、「羅漢寺」とも呼ばれています。
大東市教育委員会
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勝福寺は慶長元年(1596年)に創建しました。曹洞宗に属しており、十一面千手観世音菩薩を本尊とし、本堂には羅漢像が祀られていることから、羅漢寺と呼ばれています。現在の建物は山門・本堂・庫裡・鐘楼より成り、本堂向拝の軒唐破風は寺容に光彩を添えています。
勝福寺内
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羅漢像
羅漢とは阿羅漢の略で尊敬供養を受けるのに値するという意味で仏教修行の最高段階に達した人を言います。当寺の五百羅漢像は江戸時代の中期頃に、祖先菩提供養の為信者より奉納されたとされております。明治18年(1885年)の淀川左岸決壊の大洪水で、多く流出しましたが、現在、残存している木彫羅漢像が当寺に安置されております。
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本尊 十一面千手観世音菩薩
当寺は、十一面千手観音菩薩を本尊としております。千本の手のそれぞれの掌に一眼をもつとされており、千本の手はどのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しています。
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鐘楼
勝福寺概要
寺院名 | 宗教法人勝福寺 |
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住所 |
〒574-0044 大阪府大東市諸福1丁目7番14号 |
電話番号 |
072-872-2563 |
営業時間 | 9:00 〜 17:00 |
定休日 |
不定休 |
FAX |
072-872-3168 |
駐車場 |
第一駐車場:5台 第二駐車場:8台 |
宗派 |
禅宗(曹洞宗) |
各種仏事 |
お葬式 ご法事 ご先祖のご供養 月々のお参り等 |
法要 |
4月 大般若祈祷法要 8月 初盆会法要 9月 大施食会法要 |